三響會(さんきょうかい)『獅子虎傳阿吽堂vol.5』を観てきました。

三響會とは・・・・
父、能楽師葛野流大鼓方宗家預かり亀井忠雄、母、歌舞伎長唄囃子方中流
田中佐太郎のもとに生まれ育った、亀井広忠田中傳左衛門、田中傳次郎の
三人の兄弟が、1997年に結成。
囃子を通じて、能と歌舞伎それぞれの伝統を踏まえつつ、新しい可能性を追求している。
(HPよりhttp://www.sankyokai.com/about.html
壱 レクチャー
   亀井広忠田中傳左衛門・田中傳次郎
   観世喜正 ほか
弐 「宴」
   林英哲(大太鼓) 武井誠(笛)
参 「高砂
   観世喜正(シテ)
四 「老松」
   片岡愛之助(立方)
三兄弟は今大活躍中ですね。それぞれが個性豊かで魅力的です。トークもそれぞれ味があります♪
林英哲さん、愛之助さんからは普段うかがえないような話
観世喜正さんとは「高砂」のお勉強!
「相生の松」高砂の松と住吉の松から婚礼のめでたい席で歌われてきた歌
高砂やこの浦舟に帆をあげて。この浦舟に帆をあげて。月もろともにいでしおの。浪の淡路の嶋かげや。遠く鳴尾の沖すぎて、早や住の江につきにけり。


これを観客全員がお稽古いたしました。
ちょっぴり恥ずかしかったけれど、お腹から声を出し(みなさん、やってた!!)気持がよかったです。
観世喜正さん『是非、日本の文化を伝えてくださいね。披露宴では乾杯の前に歌ってください!』と。

林英哲さんの大太鼓は圧巻!後姿、所作が美しいのでありました。(もちろん、太鼓の技量は神業です)
高砂」は三兄弟長男の亀井広忠さんの激しい演奏と観世喜正さんの凛とした動きにどきどきしました。
「老松」は田中傳左衛門さん、田中傳次郎さんにとって、幼年期の卒業曲という思い入れのある演目とのこと。愛之助さんは美しく、いかにも役者らしい華のある舞でした。

次の公演も是非参加したいと思います♪